久しぶりにナポリタンを作ってみました。 ケチャップではなくて、ホールトマトを少し煮詰めて作ったので、少し酸味のある大人のナポリタンです(^^) ちなみにパスタは当店の「キタッラ」を使用しています。甘めなトマトソースがよく絡んでおいしかったです。   知っていらっしゃる方も多いと思いますが、イタリアでは「ナポリタン」というパスタ料理はありません。   似たものだと「ナポリターナ」とか「アマトリチャーナ」あたりでしょうか。   日本特有の、やわらかく茹でたパスタにトマトケチャップの甘いソース。   パスタ屋さんでも定番の人気メニュだったりしますよね。   高級なものではないし、劇的に美味しいというほどではないけれど、 たまに無性に食べたくなる時のはなぜかなと思っていたのですが、 作りながらふと、ナポリタンは給食で食べたものだったり、お母さんが作ってくれたパスタの味だったり、思い出のつまった料理だということに気づきました。 食べると「そうそう、この味」ってつぶやいてしまう。   料理は単なる「美味しさ」だけではなく、その料理への想いやいろいろなものが加わって、 愛される料理になっていくんだなと思いました。   うちのパスタ達も、そんな愛されるものになってもらえるといいなと思います。